
「ドラム式洗濯機、欲しいけど高すぎて手が出ない」——そう思って一度は諦めていたのに、ニトリが9万円台で出していると知って、画面の前で二度見してしまった。

そんな方、多いのではないでしょうか。
この記事では、ニトリの9万円台ドラム式洗濯乾燥機について、「なぜこんなに安いのか」「実際の評判はどうなのか」「結局どんな人なら買っても後悔しないのか」を、できるだけ正直に整理していきます。
価格が安い構造的な理由、良い口コミと悪い口コミの両方、そして購入前に確認しておきたいチェックポイントまで網羅した内容で、あなたの暮らしに本当に合う選択肢かどうかをじっくり判断していただけます
ニトリの9万円台ドラム式洗濯機とは?基本情報をおさらい


ニトリのドラム式洗濯乾燥機(ND100KL1/ND120KL1)は、2024年11月に「10万円を切るドラム式」として発売されました。
発売当初の価格は9万9900円(税込)。
その後、ニトリネットでは時期によって価格が見直され、リサイクル料の有無によって8万円台後半〜9万円台前半で購入できる時期もありました。
スペックとしては、標準洗濯容量10kg・標準乾燥容量5kg。
ファミリー世帯の毎日の洗濯にも対応できる、しっかりした容量です。
それでいて本体サイズは幅600mm×高さ857mm×奥行595mmと、実は縦型洗濯機とほぼ同じくらいのスペースに収まるようコンパクトに設計されています。
10kgモデルと12kgモデル、何が違うのか
ニトリのドラム式には、標準洗濯容量10kgのモデルと、それより一回り洗濯量の多い12kgモデルがあります。
基本的な機能や操作感は共通していますが、洗濯物の量が多いご家庭(3人以上の家族、部活動でユニフォームや体操着が多いご家庭など)は12kgモデルのほうが、まとめ洗いの頻度を減らせます。
逆に、一人暮らしや二人暮らしであれば10kgモデルで十分すぎるほどの容量です。
なお、ドアはどちらのモデルも左開きのみで、右開きの展開はありません。
設置場所によっては扉の開閉方向が使い勝手に関わってくるので、この点は後ほど「購入前に確認したいポイント」で改めて触れます。



ドラム式なんて高いに決まってるだろ。俺には縁のない話だな。



それが、そうとも言い切れないんですよ。ニトリさんが10万円を切る価格でドラム式を出していて、今は9万円台どころか8万円台で買える時期もあるくらいなんです。
なぜこんなに安い?価格のからくりを知っておく





結論から言うと、ニトリのドラム式が安いのは、手を抜いているからではありません。
「削れるところを削り、必要なところに絞り込む」という設計思想の結果です。
その理由は主に3つあります。
- 本体をコンパクトに設計することで、素材コストと輸送・保管コストを抑えている
- 多機能を追わず、洗う・乾かすという基本性能に機能を絞り込んでいる
- 企画・開発をニトリが一気通貫で行う体制により、中間コストを抑えている
正直なところ、私は最初「9万円台のドラム式なんて、どうせすぐ壊れるんじゃないの」と疑っていました。
でも調べていくうちに、ニトリは家具づくりで培ってきた「価格と品質を両立させる開発体制」を家電にも応用していることがわかってきました。
ニトリホールディングス自身も、ドラム式洗濯乾燥機の普及率が約25%にとどまっている要因として「価格の高さ」と「サイズの大きさ」を課題に挙げ、それを解決するために専門の開発拠点まで設けて取り組んできた経緯があります。あなたも、「安いのには理由がある」と聞くと少し身構えてしまいませんか。
でも理由が「割り切り設計」であるなら、それは決して悪いことではないんですよね。
「安かろう悪かろう」ではなく「割り切り設計」という考え方


ここで大事なのは、「安い=質が悪い」ではなく、「価格を抑えるために、何を優先し、何を削ったか」を知っておくことです。
ニトリのドラム式は、洗う・乾かすという基本性能と、設置しやすさというユーザーが最も困っていた2点に開発リソースを集中させています。
逆に、細かな自動運転パターンの豊富さや、静音性の作り込みといった部分は、大手高価格帯モデルに一日の長があります。



安いと壊れやすいんじゃないかって、正直ちょっと怖いんですけど…。



そのお気持ち、すごくよくわかります。私も同じことを思いましたから。実は、大型家電には5年保証がついていて、万が一の時にも安心して使える体制が整っているんですよ。「安い=使い捨て」という発想ではなく、「必要な機能に絞って手が届く価格にした」というのが実際のところなんです。




実際に使っている方の声を集めていくと、価格以上に評価されているポイントがいくつも見えてきます。
1. 60分で洗濯〜乾燥まで終わる「特急洗乾コース」
ニトリのドラム式最大の特徴のひとつが「特急洗乾コース」です。
2kg程度の少量の衣類であれば、洗濯から乾燥までをおよそ60分で終わらせることができます。
パジャマやタオル、下着類など、明日の朝までにどうしても乾かしておきたいものがある時、洗濯機を回してから1時間で乾いた状態のものが取り出せるというのは、想像以上にありがたいものです。



「洗濯物を干して、取り込んで、たたむ」という一連の作業から解放されるというのは、時間の節約以上に、心の余白を生み出してくれます。
夕方バタバタと帰宅して、それでも子どもの体操着を明日までに乾かさなければいけない——そんな日に、この60分という数字がどれほど心強いか。
子育て中の方や、フルタイムで働くご家庭には特に響くポイントだと思います。
2. 乾燥フィルターが毎回自動で洗浄される



ドラム式洗濯乾燥機を使う上で地味に負担になるのが、乾燥フィルターの掃除です。
ニトリのモデルは、洗濯するたびに乾燥フィルターを自動で洗い流してくれる機能を搭載しており、この手間をかなり軽減してくれます。
ただし後ほど触れますが、これは「フィルター掃除が完全に不要になる」という意味ではないので、そこは正確に理解しておきたいところです。
3. 運転音は比較的静かという評価が多い
洗濯・乾燥の通常運転については「思っていたより静か」という評価が多く見られます。
マンションやアパートで、夜間や早朝に洗濯機を回すことに気を遣っている方にとっては、うれしいポイントです(ただし脱水時の音については、次の章で正直にお伝えします)。
4. 大型家電に5年保証
ニトリは大型家電の購入に対して5年保証をつけて販売しています。
価格の安さだけでなく、「もし調子が悪くなったらどうしよう」という不安に対しても、一定の備えがある点は安心材料のひとつです。
家事の負担軽減という視点でのメリット


体力が落ちてきたご高齢の方や、仕事を両立するご家族から一番よく聞いた言葉は、「時間がない」ではなく「体力が続かない」でした。
洗濯物を持ち上げてベランダまで運び、一枚一枚干して、乾いたら取り込んでたたむ——この一連の動作は、想像以上に体への負担が大きいのです。



ドラム式洗濯乾燥機は、この「干す」という工程そのものをなくしてくれます。
9万円台という価格は、単なる家電の値段ではなく、「毎日の体力と時間を買い戻す」ための投資と考えると、また違った見え方をしてくるのではないでしょうか。



洗濯物を干さなくていいというのは、実は「時間の節約」以上に、「毎日の小さな体力を使わずに済む」という意味のほうが大きいんですよ。知っているのと知らないのとでは、暮らしの疲れ方がずいぶん変わってきます。
気になった評判・デメリット





ここからは、良いことばかり書くつもりはありません。
価格が安いぶん、割り切らなければいけないポイントも正直にお伝えします。
1. 厚手のタオルや衣類が重なった部分は生乾きになりやすい
標準の乾燥コースでは、厚手のバスタオルや、衣類同士が重なり合った部分がしっかり乾ききらないという声が見られます。
乾燥容量ぎりぎりまで詰め込まず、衣類の量を少し余裕を持たせる、あるいは厚手のものは干す・乾燥は別に分けるといった工夫で、かなり改善できます。
2. 脱水時の運転音は気になるという声がある
通常運転は静かでも、脱水時にガタガタという音が響くという口コミが一定数あります。
これは設置時に本体が水平にきちんと設置されているかを確認し、市販の防振ゴム脚を併用することでかなり軽減できるケースが多いようです。
夜間に洗濯をする習慣がある方は、この点を事前に想定しておくと安心です。
3. フィルター掃除が「不要」になるわけではない
先ほどメリットとしてお伝えした「乾燥フィルター自動洗浄」ですが、これはあくまで毎回の水洗いを自動化してくれる機能であり、フィルターにホコリが溜まりにくくなる仕組みではありません。
使い方によってはホコリの蓄積を感じる方もいるため、「掃除が完全にゼロになる」と過度に期待しすぎないほうがよいでしょう。
4. ヒーター式乾燥のため、衣類によっては縮みやすい
ニトリのドラム式はヒーター乾燥方式を採用しており、槽内温度が高くなる特性があります。
乾燥スピードは速いのですが、ニットや薄手のTシャツ、靴下などは縮みやすい傾向があるため、こうしたデリケートな衣類は乾燥コースを避けて別に干すという使い分けが必要です。
5. 長期使用での耐久性は、大手高価格帯モデルに一日の長がある可能性
「数年で脱水機能が弱くなった」「モーター音が大きくなった」といった声も一部見られます。
価格を抑えるために部品構成をシンプルにしている以上、これは仕方のない側面でもあります。
長く同じ機種を使い続けたい、耐久性を最優先したいという方は、この点を踏まえて検討する必要があります。
水漏れ・エラー表示のトラブルは大丈夫?
ごく一部ではホースの接続部分の不具合やエラー表示に関する報告もあります。多くは設置時の確認不足が原因になっているケースが多いため、設置業者による設置後は、給水・排水ホースの接続部分に緩みがないか、試運転で一度確認しておくと安心です。心配な場合は、設置後1回目の洗濯を在宅時に行い、様子を見ておくことをおすすめします。



なんだよ、結構デメリットあるじゃないか。安物買いの銭失いってやつか?



五郎さん、それは早合点ですよ…。デメリットも使い方次第でかなり軽減できるみたいですし、大手の高いモデルにも別のデメリットはありますからね。


どんな人なら「買い」なのか





ここまでのメリット・デメリットを踏まえて、率直にお伝えします。
ニトリの9万円台ドラム式は、すべての人におすすめできる万能選手ではありません。
でも、当てはまる人にとっては、非常にコストパフォーマンスの高い選択になります。
買いやすい人の特徴
- 洗濯物の量が家族2〜3人程度で、極端に多くない
- 部屋干しの生乾き臭や、干す・取り込む手間から解放されたい
- 設置スペースに制約があり、コンパクトなドラム式を探している
- 初めてのドラム式で、まずは価格を抑えて試してみたい
様子見すべき人の特徴
- 家族が多く、厚手のタオルや衣類を大量にまとめて乾燥させたい
- ニットやデリケートな衣類が多く、乾燥機の使用頻度が高い
- 脱水音を含めた静音性を最優先したい
- できるだけ長期間、同じ機種を故障なく使い続けたい
大手メーカーの高価格帯モデルとの向き合い方


大手メーカーの15万円〜25万円クラスのドラム式は、静音性や乾燥の均一性、自動運転パターンの豊富さなど、価格に見合った完成度の高さがあります。
それは間違いありません。
でも「その価格差を払う価値が、自分の暮らしにあるかどうか」は、また別の問題です。
「高いものが正解、安いものが妥協」ではなく、「自分の暮らしに必要な機能に、正しくお金を払えているか」という視点です。
ニトリのドラム式は、この視点で見た時に、多くの方にとって十分に理にかなった選択肢になり得ます。



完璧な洗濯機を探す必要はないんです。あなたの暮らしに、ちゃんと合っているかどうか。それだけを基準にしてみてくださいね。
購入前に確認しておきたいチェックポイント


「買う」と決めたら、あとは実際の手続きです。
ここでつまずいて後悔しないよう、購入前に確認しておきたいポイントをステップで整理しておきます。
幅600mm×高さ857mm×奥行595mmという本体サイズに加え、設置業者が搬入・設置作業をするための余裕スペース、排水ホースの取り回しスペースも確認しておきましょう。
搬入経路(玄関・廊下・階段の幅)も忘れずに採寸してください。
ドアが左開きのみである点を踏まえ、洗濯物の出し入れがしやすい向きに設置できるかを確認しておきます。あわせて、洗濯機用の水栓・排水口・アース付きコンセントの位置も確認しておくと安心です。
古い洗濯機を引き取ってもらう「リサイクルあり」と、自分で処分する「リサイクルなし」とでは、価格差が出ます。
設置費用や旧機種の処分方法も含めた総額で比較検討しましょう。
設置直後の1回目は、できれば在宅している時間帯に洗濯を行い、給水・排水に異常がないか、脱水時の音や本体の揺れが想定の範囲内かを確認しておくと、万が一の時にも早めに対応できます。


まとめ:後悔しない選択のために
ニトリの9万円台ドラム式洗濯機は、「安いから怪しい」のではなく、「削るところを削り、必要な性能に絞り込んだ結果、手が届く価格になった」家電です。
厚手の衣類の乾き方や脱水音など、割り切らなければならない部分は確かにあります。
それでも、「洗濯物を干さなくていい」という暮らしの変化は、価格以上の価値をもたらしてくれる方が多いはずです。
この記事で紹介したメリットとデメリット、そして「買いやすい人・様子見すべき人」の特徴を照らし合わせて、あなたの暮らしに合った答えを、納得したうえで選んでいただけたらうれしいです。
完璧にしなくていい。
まずは、あなたの家の洗濯機置き場を採寸してみることから、始めてみませんか。



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